20代未経験でWebデザイナーは難しい？就職・転職をするための4つのポイント

20代未経験者でもWebデザイナーになれるの？

20代と言っても、前半なのか後半なのかによってWebデザイナーになれるのかどうかが変わってきます。

20代前半

20代前半であればまだ大学生や学校を卒業して数年しか経っていない、ある意味新卒的な立場ですから、何にでもチャレンジできます。
もちろんWebデザイナーをこれから勉強することもできるため、Webのことがまったく分からなくても問題ありません。
多くの企業でも、20代前半の雇用を検討しているケースが多いため、かなり有利に進められます。

20代半ば

20代半ばであっても、Webデザイナーになれるチャンスはたくさんあります。
20代半ばであれば、最低でも数年間はどこかで働いていたはずです。
20代前半と比べると社会人としてのルールやマナーを心得ているため、積極的に採用してくれる企業は多いです。
ですが、なんとなくWebデザイナーになりたい、という考えで行動してしまうと面接時に見透かされてしまうため注意しなければなりません。

20代後半

20代後半の未経験者でもWebデザイナーになれますが、20代前半や半ばに比べると不利となります。
なぜなら、多くの企業では20代後半は即戦力と考えているからです。
企業によっては先輩や上司が自分よりも年下、というケースも増えてきます。
当然、仕事を教えてもらうのはその年下の先輩や上司になる可能性があるため、プライドが高いとやっていけません。
また、20代後半の未経験者がWebデザイナーになりたいと考えて転職する場合、相当な理由がないと採用はされにくいです。
ちなみに、30代になって未経験のジャンルに転職するのはかなり難しくなるため、20代のうちにやりたいことを見つけて行動するようにしましょう。

20代未経験者がWebデザイナーになるためには？

20代未経験者がWebデザイナーになる方法はたくさんあります。
ですが、できるだけ効率よく正しい方法で学習するのが理想的です。

独学で勉強をする

お金をかけたくない、ゆっくりマイペースに勉強したいなら独学がベストです。
独学であればWebデザイナーに関連するテキストを購入したり、Webサイトで情報収集をしたりで知識を得られます。
ただし、独学の場合は何が正しくて何が間違っているのかを理解するのは難しいですし、何から手を付けていいのかも分からないものです。
独学で完走できる人は限られているため、できればほかの方法を選ぶようにしましょう。

Web制作会社に就職をする

20代未経験者がWebデザイナーになるためには、直接Web製作会社に就職する方法があります。
新卒であればWebデザイナーの実績がなくても、将来的な可能性を考えると採用されやすい傾向にあります。
実際にWebデザイナーの仕事ができれば、毎日が勉強ですし、数年後には優秀な人材になっているはずです。
ですが、20代半ばや後半になってくると、ある程度の経験は求められるため、事前にスキルを学んでおく必要があります。

インターンシップに参加する

学生が就職前に企業で働く体験をする方法を、インターンシップと言います。
インターンシップを活用すれば、実際に働く前のお試しができるため、学生にとっては非常にメリットに感じられる制度です。
実際に就業体験をして、Webデザイナーはいいな、って思えたらいいですし、逆に大変そうだし無理だと思えば、そこで将来の判断がしやすくなります。

職業訓練校で学習する

すでに社会人でしたらインターンシップではなく、職業訓練校でWebデザイナーのスキルを学べます。
失業中など細かい条件はありますが、基本的には無料で受講できるのが職業訓練校のいいところです。
職業訓練校でも、Webデザイナーとしての基礎がしっかり学べるため、卒業後はどこかの企業で働ける可能性があります。

Webデザインスクールを活用する

20代未経験者でもっとも利用するべき方法が、Webデザインスクールの利用です。
Webデザインスクールであれば、デザインの基礎だけではなく、コーディングなどのWebサイトの運営に必要なスキルまでを一緒に学習できます。
しかも、Webデザインスクールによっては、仕事の案件紹介などにも対応しているため、すぐに実務ができるというメリットがあります。
就職や転職をする場合も、Webデザインスクールを卒業したという証明ができるため、即戦力に近いイメージで採用してくれやすくなります。

20代未経験者がWebデザイナーで就職や転職をするためには？

もし、20代未経験者がWebデザイナーで就職や転職をする場合、事前に何をしておくべきでしょうか。

作品を作ってポートフォリオを用意しておく

もし、企業側に自分の実績をアピールしたいのであれば、ポートフォリオに作品集を掲載しておきましょう。
ポートフォリオを掲載できるWebサイトはたくさんあるため、自分の作品を公開するだけで済みます。
ポートフォリオがあれば、実績やセンスが一目みて分かるため、企業側としては選考しやくなります。
また、採用されてから思っていた人材と違った、などのギャップも埋められます。

興味のある企業の研究をしておく

本気で入社したい企業があるのでしたら、徹底的に研究をしておくべきです。
なぜなら、他の企業でもいいのでは、と思われると採用にすらならないからです。
Webデザイナーとして働ける企業はたくさんありますが、なぜこの企業なのか、という根拠を作っておくべきです。
例えば、企業のWebサイトを端から端までチェックしたり、学生であればOG・OB訪問などで情報収集をしておくといいでしょう。

志望動機を明確にしておく

そもそも、なぜWebデザイナーになりたいのかを明確にしておくべきです。
とりあえずWebデザイナーになりたかった、なんとなく、ですと採用されなくなってしまうからです。
志望する会社で何をしたいのか、何ができるのかをしっかり理解できていれば、熱意はかならず伝わります。
他の候補者と比べても志望動機がはっきりしていれば、未経験者でも採用してくれやすいです。

面接対策をしておく

いくら履歴書や職務経歴書が完璧だったとしても、本番の面接でうまくいかないと意味がありません。
面接では、入場から退場まですべてを審査されていると思ってください。
また、履歴書や職務経歴書との矛盾はないか、なども面接中は見られているため、徹底的に対策をするべきです。
ある程度、面接で聞かれることは一緒のため、返答に困らないように対策をしておくのと、想定外の質問がきても困らないようにだけしておきましょう。

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まとめ

20代の未経験者は、年齢が前半なのか後半なのかによって、考えかたや行動の仕方は大きく変わってきます。
20代前半の新卒であればかなり自由度は高いですが、20代後半や30代に近づくと、どうしても即戦力を求められがちです。
新卒以外はWebデザイナーとしてのスキルは必須ですから、事前に学習をしておくことをおすすめします。